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ますだ沼暮らし。

ピンクとグレー映画化記念に加藤シゲアキの話をしよう

今朝目が覚めると、『ピンクとグレー』映画化のニュースが飛び込んできました。

NEWS加藤シゲアキ小説、Hey! Say! JUMP中島裕翔主演で映画化

監督は『世界の中心で、愛をさけぶ』の行定勲監督。原作にないエピソードなど、アレンジもされるということなので、来年の公開が今から楽しみです。映画って撮影から公開までが長いですよね。待ち遠しい。
主演の中島くんは主人公りばちゃんのイメージに合っていると思うので期待しています。

そんなわけで、今日はシゲの話をしたいと思います。
私がシゲの顔をしっかり認識したのは、ドラマ『失恋ショコラティエ』でした。2014年1月放送なのでちょうど1年前ですね。原作者の水城せとなさんが好きだったのでドラマを見ていたのですが、当時NEWSのことは「テゴマスがいるグループ」くらいの認識でシゲのことをあまり知らず、関谷役で出演するシゲのことを完全に俳優さんだと思っていました。
ジャニーズではバーター出演ということがよくあって、主役が松潤のこのドラマには他のジャニタレが起用されている可能性が高いということを知っていたにも関わらず、です。普段だったら、この子ジャニーズの子かな〜なんて思いながら見たりするのですが。“俳優”としての加藤シゲアキは、それだけ他の俳優さんと引けを取らない存在ということだと思います。

それからしばらくしてNEWSのファンになり、関谷=加藤シゲアキだと知りました。
“アイドル”としての加藤シゲアキは、しっかりとした顔立ちにハスキーボイスで本当にイケメンだなぁと思う反面、言葉や表情に彼の繊細さや底の方にある暗い部分が垣間見えて苦しい気持ちになってしまうこともありました。
そんなシゲが雑誌やJwebで書く文章のおもしろいこと。そこから“小説家”としての加藤シゲアキに興味を持ち、すでに文庫化されていた『ピンクとグレー』を読みました。

ピンクとグレー (角川文庫)

ピンクとグレー (角川文庫)

ジャニーズの人間がこんな風に内面をさらけ出してしまっていいの?というのが最初の感想です。主人公のりばちゃんとキーパーソンである友人のごっちは、どちらもシゲではないけれど、どちらもシゲなのだろう、と感じました。
自分が思う自分という存在、理想の自分、他人の中の自分。そこにある差異に悩むのは誰しもあることなのに、そこで生まれるドロドロした感情や葛藤を芸能人という立場にいる人間が見せるのは勇気がいることなんじゃないかな、と。
小説という形でそれを表現したシゲはすごいと思うし、内面を見せてくれた“小説家”加藤シゲアキが大好きになりました。

『ピンクとグレー』映画化の話が出たので、また読み直さなきゃ!と思っています。最近慶ちゃんが「ドラマの仕事が決まっていくシゲを見て嫉妬していた時期があった」という話をしていたので、慶ちゃんに嫉妬される立場だったシゲが書いたのだと思いながら読むのも、また新しい感じ方がありそう。

シゲって本当に奥深い人ですね。