Re: Stars

ますだ沼暮らし。

“好き”を知ってもっと好きになる(増田貴久編)

“好き”を知ってもっと好きになるシリーズ第1弾、増田貴久編です。

1998年11月8日にジャニーズ事務所に入所してデビューまで約5年、NEWSとしてデビューして今年12年目。ジャニーズ楽曲大賞2014で自担部門2位になるほど、ヲタ人気が高い多くの人に好かれているまっすーですが、ジャニーさんのお気に入り、とは言いがたい(と本人が思っていそうな)エピソードや発言が多いように思います。
でもそんなエピソードを並べてみたら、まっすーの輝きの強さが見えてきて、本当に魅力のある人だなぁと改めて感じました。
 

“選ばれなかった”ジャニーズJr.時代

「(Jr.オーディションを受けた300人の中から)20人くらい呼ばれて、ちょっと待っててって言われた中から、9人くらいまた呼ばれたんです。その9人は、お前ら今から取材に行くからって。エリートパターンですよ。その9人は取材に行っちゃうんですけど、残された方に入ってて
「番号交換してた子とかが、今日レッスンあるね、みたいな連絡が来て、え、俺呼ばれてないよ、みたいなのはしょっちゅうありました
(2009年9月20日/ザ少年倶楽部プレミアム
「たとえば、“今日、Mステのリハあるから”って20人呼ばれたとしても、出演できるのは10人くらい。選ばれなければ、レッスンをするだけで収録前に帰される。俺は帰るほうにずっと入ってて
(2010年10月/Myojo)
国分「じゃあお前センター寄りね、とか言われたりすると…」
増田「でも、僕そういうのにはなかなか選ばれなくて。同期とかもどんどん進んでっちゃうのに、僕だけ取り残されてるタイプだったんですよ
(2009年9月20日/ザ少年倶楽部プレミアム
 

ジャニーさんに“You”と呼んでもらえない

増田「ジャニーさんってよく、Youって、Youさぁって言うんですけど、ここに僕がいたとして、Youと、Youとさぁ、お前!って言われたことあるんです
堺「増田くんだけ?」
増田「おお!?ってなりますよね」
(2011年10月22日/チューボーですよ)
オーディション結果を社長が発表する場に、俺はいなかったんです。何かの番組の収録前だったと思うんだけど、それに呼ばれてなくて。Jr.が何十人もいて、もちろん合格した東新(良和)くんとしげ(加藤成亮)はいる中で、社長が、“金八の結果が出たから。(指で差しながら)ユーと、ユーと…。あいつ!”ってそのにいたJr.全員が“あいつって誰だ?”ってなったらしい(笑)。まさか俺だって誰も想像しなかった」
(2011年10月/Myojo)
増田「ジャニーさんみんなのこと、Youって呼ぶけど、ジャニーさん俺のことお前って呼ぶからね。Youとさぁ、Youとさぁ、お前!」
小山「あははは…お前枠なんだ」
増田「お前なんですよ。あと金八先生の話、したよね。金八の生徒、オーディション決まったからって。みんな、誰ですか?っつって。Youとさぁ、Youとさぁ、あいつ!
小山「あはは、なんでYou枠に入ってないんだろうね。残念だねぇ。今はどうなんだろうね。今、枠どうかね?」
増田「いやぁ…言ってくれるかな、Youって言ってくれるのかな」
(2015年2月10日/KちゃんNEWS)
 

“お前しかいないからしょうがない”

「(PLAY ZONE 2001の時に)踊りが踊れる子がみんな14歳とかで年齢的に出れない、と。その時僕が15歳になってて、出れるの増田しかいない。振付師の人とかも、しょうがない、増田で、みたいな感じだったんですよ
(2009年9月20日/ザ少年倶楽部プレミアム
増田「Kis-My-Ft.*1っていうグループのMが誰かいないかってなって、Mの頭文字でスケート滑れるヤツいないかって。増田だ、と僕が選ばれて
国分「(デビュー後なのに)Jr.の代役をしてたんだ。プライドとしては?」
増田「いや、でも嬉しかったですね。必要とされてというか。あんまりなかったんで今まで」
国分「でもそれもさ、結局、誰かいないか?Mで、スケートできるヤツ。増田しかいません。しょうがねーなって可能性はあったかも
増田「あはは、まぁそれでも嬉しかったですね
国分「いい子だね、ホントにね」
(2009年9月20日/ザ少年倶楽部プレミアム
「滝沢くんの舞台を見た次の日に、森光子さん主演の人生革命という舞台がありまして、森さんの舞台中に僕が歌を歌うことに決まったわけですよ。すごく嬉しいんですけど、正直知らない歌だったんですね。でもそれは森さんの歌で、重大な役じゃないですか。ジャニーさんもそこにいて、僕でいいのかな、みたいな気持ちになって、ジャニーさんに、いいんですか、僕でって言ったら、しょうがないだろ、お前しかいないんだからって
(2010年2月5日/増田貴久 MASTER HITS
 

手越祐也との出会い。“初めてだった”

「みんなグループに入っていたけど、俺はグループに入ったことがなかった。グループになる前でも、よく言うシンメ*2がずっと同じ人っていうのが俺にはいなくて。だからジャニーさんが「(手越と)ふたりでやるといいよ」って言ってくれたときはうれしかったな。そんなふうに言われたのは初めてだったから
(2013年8月/ポポロ)
「手越は社長に、“チョーうまいよ。ユーの歌最高だよ!”って言われたらしくて。俺は“ユーの声おもしろいね!”だから、評価はかなりちがったんだけどね(笑)」
(2011年10月/Myojo)
 

NEWS結成。“俺だけエリートじゃない”

「Jr.内の各グループのエリートが入ってきたって印象だったな。手越だって、Jr.の期間がたった9ヶ月って、確実にエリートじゃないですか。俺だけエリートじゃない感があって。他のメンバーは最初に集められたとき、“あれ?まっすーがいる!”って思ったんだって(笑)」
エリートじゃないですね。だって、デビューが決まった当時、まわりのみんなが“お前が!”って思ったんですよ」
(2011年10月/Myojo)
 
山下くんや錦戸くんはもちろん、慶ちゃんもシゲも手越くんも、まっすーにはエリートに見えていたんだろうな。でもそんな手越くんも、事務所に入って9ヶ月でデビューしたことで実力もファンの人数もまっすーや他のメンバーより下だと感じていたり、グループに馴染めず苦しんでいて。
NEWSというグループが今まで歩んできた道もそうですが、メンバーにはそれぞれ違う苦悩があって、それぞれ乗り越えなければいけないものがあったんだと思います。だからNEWSの強さは美しい。
 
まっすーはきっと本当は強い人ではないけど、つらくて家で泣いていたという時でもファンの前では幸せな笑顔を見せてくれて、いつも“アイドル”でいてくれた、まっすーの芯の強さが大好きです。
 
「周囲が認めたから与えられるのがチャンスだと思う」というまっすーの言葉がすごく好き。Jr.時代の話をすると「運がよかった」と言うけど、「運」がまっすーの味方をしたのは、まっすーが周囲に認められるだけの努力を人知れずしてきた人だと分かるから。
 
素敵な人を好きになれて幸せだなぁ…!
 
 
 
 
 
 

*1:Kis-My-Ft2の前身となるユニット。ユニット名は当時のメンバーのイニシャルから1文字ずつ取ってつけられた。ローラースケートでのパフォーマンスが主。2004年4月結成。

*2:ペアで自分の対称になる人